2024年9月
中国
9月 国内需要減速影響は続き、前年同月比1.7%減少と4ヶ月連続で前年同月マイナスを更新。新エネ車は増加が続き特にPHEVが84%増となっている。NEV比率45.8%
8月 中国政府は新車への買い替え支援政策を行っているが、景気低迷から消費者の購買意欲弱く、3か月連続の前年同期比マイナス。NEV比率は44.8%
7月 中国国内景気低迷、自然災害が相次いだことをを受け消費者の購買意欲低下で前年同期比マイナス。NEV比率43.8%
6月 国内消費低迷影響で前期2.7%減。NEVは増加、NEV比率41.1%、乗用車のみでは45%超。乗用車中国メーカーシェア60%超。海外ICEメーカーのシェア急減。EV価格競争激化、政府「異常に激烈」と表現。
5月 生産回復基調、複数のNEV普及支援策によりNEV販売大幅増にてNEV比率39.5%と4割に迫る
4月 NEVを含む自動車輸出が好調。政府は政策による需要が拡大していると発表。NEV比率36.0%
3月 OEM各社新モデル投入や販促イベント開催、また地方政府での買い替え促進政策実施により前年同月を上回る。NEV比率32.8%
2月 春節連休・消費低迷大幅減。NEV値引き競争激化。政府、NEV企業M&Aや国有3社開発支援で後押し。NEV比率30.1%
1月 春節休暇が2月中旬にずれたこと、NEV補助金政策継続にてNEV好調。NEV比率29.9%
米国
9月 自動車の価格高騰と高金利で需要減少が顕著になり前年同期比12.0%の減少。好調だった日系自動車メーカーも減速。米国南部を襲ったハリケーン「へリーン」の影響でGMなどの工場が停止し今後供給への影響が懸念される。
8月 インセンティブ、値引き増加で販売好調、前年同期比6%増となった。在庫は積み上がる傾向
7月 CDKグローバルがサイバー攻撃による販売中断は回復も乗用車販売が振るわず米国メーカー、及びリコール影響によりトヨタが前年同期比マイナス。HEVは好調
6月 ディーラー向け管理システム提供CDKグローバルがサイバー攻撃を受けたことにより、多くのディーラーで販売業務が停止を余儀なくされ、一部販売が7月に受援になっとこともあり前期比3.0%減。HEV販売好調、日系6社1-6月期米国販売10%増。
5月 BEV販売減少、HEV需要増で日本、韓国勢の販売好調
4月 フリート販売は減少、小売りは増加。トヨタ好調
3月 HEV需要拡大で好調維持。BEVは減少
2月 ディーラー大幅値引き及び在庫の回復で増加。GMが1位に返り咲き
1月 日本車好調、トヨタ1位へ
欧州
9月 欧州4大市場のフランス、イタリア、ドイツでの減少傾向続き、欧州全体でも前年同期比4.2%の減少。BEVは新車発売効果で14%増となったがPHEVが12%減となった。2025年から新車のCO2排出量規制が強化されるが、EU主要国ではICE車の社用車購入に補助金が出されるなど産業保護の動きもある。BEV/PHEV比率26%、HEV比率34%
8月 欧州の登録車はドイツ、フランス、イタリアが前年同月比二けた減、全体-16.5%と大幅減少。BEVは前期21%シェアから14%へ減少した代わりにPHEVが伸長した。BEV/PHEV比率24%、HEV比率31%
7月 イタリアが前年同期比4.7%増、スペインが3.4%増に対し、フランスが2.3%減、ドイツが2.1%減と地域によってまちまちとなり全体では0.2%増となった。ガソリン・ディーゼル車のシェアは前期50%から46%に減少し、HEVが25%から32%に増加
6月 BEV、PHEV、ガソリン車、ディーゼル車が前期比減となる中、HEVが伸長した。ドイツでのBEV販売は前期比18%減と補助金終了後減少が続いている。BEV/PHEV比率22%、HEV比率30%
5月 欧州全体として前年同期比2.6%減。ドイツなどでBEV普及促進補助金終了に伴いBEV、PHEVなど減少が響く。HEVのみ前期比16%増となった。BEV/PHEV比率21%、HEV比率30%
4月 フランス、ベルギーの販売好調前期比40%超。BEVは前期比増だが欧州OEMBEV苦戦。BEV/PHEV比率20%、HEV比率29%
3月 イースター休日の時期が影響し前年度割れ。BEVはドイツでの補助金終了の影響が前年同月より0.9ポイント減少しBEV/PHEV比率21%、HEVは5ポイント上昇しHEV比率31%。
2月 フランス、イタリアが前年比2桁増、スペインも9.9%増と欧州全体では10.2%増と安定成長維持。BEV/PHEV比率20%、HEV比率29%
1月 ドイツでのEV補助打ち切りもOEM販促でEV販売維持図るが、BEV/PHEV比率は前月28%から19%と9ポイント減少。HEV比率28%
インド
9月 天候不順の影響もありスズキなど3社が前年比マイナスとなり全体でも前年同期比1.4%減となった。上半期としては252万台の商用車販売台数となり前年と横ばい傾向となっている
8月 販売店の過剰在庫調整で2か月連続の前年同期比マイナス。電動車小売は前期比23%増
7月 例年より降雨が多かったこと及び祭事機関が長めであったことが前年同期比2.5%減の一因。主要4社はマイナス
6月 前期比増は25か月連続だか、3.1%増と増加率減少。6月猛暑で客足が遠のいたのが一因
5月 前年同期比20%増の成長が続く。主要5社はプラス成長継続
4月 市場心理好転。主要4社前期比プラス。電動車前期比3.3%増11.5万台
3月 主要5社前年同月プラス。統計にはタタ自など一部OEMのデータを含んでいない。
2023年度は好調な経済成長に支えられインド国内の自動車産業は12.5%の成長を記録
2月 経済成長後押し、タタ自好調。FAME2 3月末で終了にて電動車値上げも
1月 経済成長好調にて消費者の購買意欲高まり過去最高の39万台
日本
9月 トヨタ認証不正生産停止影響は解消傾向で前年同期比0.8%増。EV販売が伸びない。BYD EV比率が徐々に上昇
8月 トヨタの認証不正による一部車種生産停止影響、及び台風による一時的生産停止影響から前年同期比3.2%減
7月 ダイハツの認証不正による減少影響が回復、販売増に寄与
6月 トヨタなどの認証不正による影響もあり前期比6.1%減。トヨタは23%減。1~6月EV販売は4割減少、比率1.6%に留まる
5月 ダイハツ生産停止影響は和らぐ、前年同期比3.9%減。今後トヨタなどの認証不正による生産停止影響注視
4月 低水準続き4ヶ月連続前年割れ。BEV販売2866台54%減と低水準
3月 ダイハツ生産停止影響継続。2023年度BEV販売過去最高も伸び鈍化、HEV5割超え
2月 ダイハツ8割減影響で2ヶ月連続前期比割れ。輸入車販売も海上輸送遅延により減少
1月 ダイハツ不正による生産停止影響あり前期比11%減。電動車比率は6割超に
ブラジル
メキシコ
インドネシア
*千台以下は切り捨て
Source: 中国 China Association of Automobile Manufacturers (CAAM), 米国 second source, 欧州 European Automobile Manufacturers’ Association (ACEA) EU+EFTA+UK, 日本 Japan Automobile Manufacturers Association (JAMA), インド Society of India Automotive Manufacturers (SIAM), ブラジル Brazilian Association of Automotive Vehicle Manufacturers (ANFAVEA), 韓国 Korea Automobile Manufacturers Association (KAMA), メキシコ Asociacion de Fabricas de Automotores (ADEFA), インドネシア Assocation of Indonesia Automotive Industries (GAIKINDO), タイ Federation of Thai Industries (FTI)