日産系 2023年度3Q
売上収益: 各社、顧客の増産、円安為替影響で増収。
営業利益: ヨロズはアジアの減産影響を強く受け前年同期マイナスだが、各社利益は確保。
ユニプレス
売上収益
・顧客の増産影響、為替影響により前年同期比12.1%増2,450億円。
・地域セグメントでは、日本が前期比21.7%増の843億円、米州が42.9%増の849億円、欧州が12.8%増の334億円、アジアが29.7%減の442億円。
営業利益
・前年同期が35億円の損失であったものが48億円の利益計上に回復。
・地域セグメントでは、日本が前期損失から18億円の利益計上、米州も前期マイナスから61億円の利益計上、欧州は損失幅縮小するも8億円の損失、アジアは前期8億円の利益から今期26億円の損失。
河西工業
売上収益
・顧客の生産回復により前年同期比25.1%増1,557億円。
・地域セグメントでは、日本が前期比30.5%増の99億円、北米が35.7%増の777億円、欧州が28.4%増の166億円、アジアが中国減産影響で13.2%減の188億円。
営業利益
・中国・米国での需要減退、原材料・エネルギー価格高騰の影響はあるが、前期123億円の損失から8億円の利益計上に回復。
・地域セグメントでは、日本が前期比約6倍の23億円、北米、欧州は損失額は縮小するもそれぞれ38億円、5億円の損失、アジアは前期比15.3%減の24億円の利益計上。
ヨロズ
売上収益
・自動車生産の回復や円安影響で前年同期比12.1%増1,291億円。
・地域セグメントでは、日本が前期比30.5%増468億円、米州が36.1%増の561億円、アジアが中国減産により22.6%減の341億円。
営業利益
・エネルギー費高騰、労務費上昇、新車立上げ費用増等により前期比36.1%減の10億円。
・地域セグメントでは、日本は前期比1.5倍の46億円、米州が労務費上昇、メキシコ新車立上げ準備で前期よりマイナス幅解消するも8億円の損失、アジアは生産台数減少により11億円の損失。
四半期利益
・法人税、法人税等調整額計上で前期比96%減。
パイオラックス
売上収益
・半導体不足影響の解消に伴い生産台数の増加から前年同期比10.4%増となる481億円。
・事業セグメントでは、自動車関連が前期比10.5%増の446億円、医療機器が前期比9.0%増の35億円。
・地域セグメントでは、北米が前期比28.4%増の105億円となったが、日本が1.9%、アジアが9.6%の減収となった。
営業利益
・増収による利益増加に加えて、合理化推進により前年同期比14.8%増の36億円。
・自動車関連が前期比15.4%増の44億円、医療関係は調達備品のコスト増、在庫廃却などで1,300万円の営業損失となった。
・地域セグメントでは、日本が前期比82.1%増の23億円、北米47%増の9億円に対し、アジアは40.6%減の12億円となった。
ユニバンス
売上収益
・円安為替管財影響、および顧客の販売堅調推移により前年同期比7.8%増387億円。
・事業セグメントでは、ユニット事業が前期比6.4%増の249億円、部品事業が10.4%増の137億円。
・地域セグメントでは、日本が前期比11.6%増の252億円、北米が8.1%減の45億円、アジアが9.6%減の159億円。
営業利益
・売上増、輸送費削減、生産体制構造改革、顧客との製品保証引当金負担按分変更などにより、前年同期比4倍となる27億円。
・事業セグメントでは、ユニット事業が前期比1.7倍20億円。部品事業が前期2億円の損失に対して今期6億円の利益計上。
・地域セグメントでは、日本が前期7百万円の利益に対して今期17億円の利益と回復、北米はマイナス幅縮小するも1.8億円の損失、アジアは前期比50.8%増の11億円。
当期利益予測
・1,500~2,500百万円としている。