技術、製品
アイシン 可搬型FC発電機を開発 2025/2/14
アイシンは、小型で静粛性の高い「可搬型FC発電機」を開発したと発表した。開発した発電機は、燃料電池車(FCV)や家庭用燃料電池「エネファーム」の技術を応用したもので、水素カートリッジなどから供給した水素を燃料として燃料電池で発電を行う。サイズは縦横高さが50×65×51cm、重量は37kgと小型軽量で、定格出力2kWの発電が可能だ。土木・建設現場やレジャー、災害時、イベントなどでの利用を想定する。アイシンは、今後実証実験や更なる技術開発を進め、実用化に向けた性能、利便性の向上に取り組んでいくとしている。

新事業
日本特殊陶業 「水素の森」実証フィールドを開所 2025/2/10
日本特殊陶業は、愛知県小牧市にある小牧工場内に、水素社会・炭素循環型社会を目指す「水素の森」プロジェクトでの実証フィールド「SUISO no MORI hub」を開設し、2月3日開所式を執り行った。SUISO no MORI hubは、敷地面積5,000m2の中に屋内外の実証エリアや水素・再生エネルギーを利用できる施設を設置する。オフィスエリアの建屋には日本特殊陶業グループが技術開発に取り組むデシカント空調機を導入しているほか、太陽光発電によりZEB認証を取得した。今後、日本特殊陶業グループが開発に取り組むSOFCやSOEC、CO2回収装置の導入も予定する。スタートアップが技術検証や開発を行うことができるよう支援も行い、2月からスタートアップが入居し活動を行っている。

M&A、出資
NSK 建設現場ロボットスタートアップに出資 2025/2/12
日本精工(NSK)は、建築現場向けロボットを開発・提供するスタートアップ「建ロボテック」に出資したと発表した。建ロボテックは、2013年に設立された建築現場用ロボットソリューションを研究開発する企業で、職人と協働で鉄筋の結束などを行うことができるロボット「トモロボシリーズ」や様々な企業へのロボットソリューションでの開発協力を行っている。NSKは、ロボット・医療・バイオの3分野で価値創造に挑戦していて、ロボット分野ではロボットの駆動を滑らかにする「アクティブキャスタ」などを開発している。NSKは、建ロボテックへの出資により、NSKの技術の適用を検討する。
体制
日本特殊陶業 名古屋工場を閉鎖へ 2025/2/14
日本特殊陶業は、2025年2月で名古屋市瑞穂区にある名古屋工場の生産を終了し、2025年中に工場の閉鎖を行うと発表した。名古屋工場は1963年に日本特殊陶業の旧本社工場として操業を開始、自動車用エンジンスパークプラグを生産していた。閉鎖する名古屋工場の敷地・建物に関しては、2025年度末までに譲渡先へ引き渡すとしているが、譲渡先については明らかにしていない。
決算
ホンダ系列主要企業 決算状況 2024年12月期
ニュースウォッチ
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