技術、製品
デンソー、アイシン スズキのＢＥＶにｅＡｘｌｅが採用される 2025/1/20
デンソーとアイシンは、ＢｌｕＥ Ｎｅｘｕｓと共同で開発したＢＥＶ向けｅＡｘｌｅがスズキのＢＥＶ「ｅＶＩＴＡＲＡ」に採用されたと発表した。ｅＶＩＴＡＲＡは、スズキとして初となるＢＥＶとなり、２０２４年１１月イタリア・ミラノで初公開された。その時に発表された欧州仕様の諸元では、バッテリー容量４９ｋＷｈの２ＷＤ車が最高出力１０６ｋＷ、最大トルク１８９Ｎｍ、バッテリー容量６１ｋＷｈの２ＷＤ車が１２８ｋＷ、１８９Ｎｍ、４ＷＤ車がフロント１３５ｋＷ、リア４８ｋＷ、３００Ｎｍとなっていた。インバータとモータ、減速機が一体となった３ｉｎ１タイプで、損失低減技術により優れた電費性能を有するとしている。ｅＶＩＴＡＲＡは、インドのスズキ・モーター・グジャラートで生産され、今後欧州や日本など世界各国への展開が予定されている。ｅＡｘｌｅは、ＢｌｕＥ Ｎｅｘｕｓのインド法人で生産され、スズキ・モーター・グジャラートに供給される。
新事業
東海理化 社用車向けアルコール・インターロック機能の提供を開始 2025/1/20
東海理化は、Ｇｌｏｂａｌ Ｍｏｂｉｌｉｔｙ Ｓｅｒｖｉｃｅ（ＧＭＳ）および大日本印刷（ＤＮＰ）と共同で、社用車向けアルコール・インターロック機能の提供を開始したと発表した。２０２２年４月に改正された道路交通法規則により、緑ナンバーの車を保有する企業だけでなく、一定台数以上の白ナンバーを保有する事業所に対しても運転者のアルコールチェック確認および記録保存が義務付けられた。東海理化は展開している社用車管理システムＢｑｅｙに、モビリティの遠隔起動制御技術を持つＧＭＳ、およびそれぞれと協業関係にあるＤＮＰが協業して、運転者からアルコールが検知された場合強制的に車の運転を禁止する機能の提供を行う。３社は、アルコール・インターロック機能普及を通じて飲酒運転の撲滅に取り組むとしている。
体制
黒田精工 世界最大級の精密プレス機を導入 2025/1/17
黒田精工は、長野県北安曇郡池田町にある長野工場に世界最大級の加圧能力を有する高速精密プレス機を導入すると発表した。アイダエンジニアリング製プレス機で、ワイドエリア４，３００ｍｍ、加圧能力４，０００ｋＮの性能を有する。このプレス機を活用することで、大型モータコアを同時に２個打ち抜き積層することが可能となり、生産性が倍増しコスト削減が見込まれる。２０２５年３月末の稼働を予定する。黒田精工は、モータコア生産体制の拡充を行っていて、最新鋭プレス機の導入はその一環としている。
スタンレー電気 広島製作所の新棟を竣工 2025/1/23
スタンレー電気は、拡張工事を行っていた広島事業所の新棟が竣工したと発表した。広島事業所は自動車用ヘッドランプやリアコンビネーションランプなど照明電装品を生産する主力拠点のひとつだ。総工費約８０億円をかけて新棟を建設し、延床面積は拡張前に比べ約２倍となる２４，３５４ｍ２となった。
ブリヂストン 米国ラバーン工場を閉鎖へ 2025/1/24
ブリヂストンは、米国グループ会社の米国テネシー州ラバーンにあるトラック・バス用ラジアルタイヤ工場を、２０２５年７月末で閉鎖すると発表した。ラバーン工場は１９７２年に操業を開始し、約７００人の従業員がいる。米国での事業拠点の最適化の一環としている。さらにブリヂストンは、米国アイオワ州デモインの農機用タイヤ工場の生産能力・人員削減、および米国コーポレート機能・販売・オペレーション機能の人員削減も行っていくとしている。
日本板硝子 ドイツの自動車用ガラス工場で人員削減 2025/1/24
日本板硝子は、グループ会社のドイツ法人のヴィッテン工場で、自動車用ガラス生産体制を見直し、約８０名の人員削減を行うと発表した。ドイツを含む欧州での自動車用ガラス需要が減少する一方、コスト上昇が続き生産体制の適正化を図り収益性の改善を目指す。日本板硝子は、２０２５年３月期に退職関連費用を含む一時費用として約１１億円の計上を見込む。
ニュースウォッチ
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