技術・製品
ジェイテクト 生産現場用AIプラットフォームを内製 2024.10.10
ジェイテクトは、生産現場の検査工程などでプログラミング不要で使用できるノーコードAI活用プラットフォームを内製したと発表した。プログラミング専門スキルを持つ人材が限定される生産現場に学習モデル構築などをノーコードで使用可能で、「マイクロサービスアーキテクチャ」によりサービスを自由に組み込みが可能にした。現在、自動車部品の外観検査の自動化でのプラットフォーム導入を予定しているが、今後はグループへの導入を推進し、生産工程の省人化・自動化といった生産現場のDXを展開していくとしている。
新事業
フタバ産業 建機でのCO2回収実験を実施 2024.10.7
フタバ産業は、日立建機と共同して日立建機ZERO EMMISION EV-LABにおいて「車載CO2回収システムを接続した建機(油圧ショベル)のCO2回収実験」を実施したと発表した。フタバ産業は東京大学の協力を得て、ゼオライトを活用したCO2回収システムの開発を推進している。内燃機関車のエンジン稼働時に排出される排ガスからCO2を分離回収するシステムで、既存車両に後付けで搭載が可能だ。今回の実験では、1日4時間の稼働を前提として12%のCO2排出量の削減効果を確認したとしている。フタバ産業は、車載CO2回収システムをさらに改良し、建機やトラックでのCO2回収実験を行い開発を推進していく予定だ。
エクセディ スマートロボット「Neibo」の販売を開始 2024.10.11
エクセディは、製造現場や商業施設などで使用されるスマートロボット「Neibo」の販売を9月に開始したと発表した。製品は、倉庫や製造現場での使用を想定する最大けん引重量600kgのパワフルタイプと、商業施設や教育現場での使用が想定されるマルチタイプの2種類。ノーコードアプリで設定が可能で、APIを通じて既存サービスやシステムとの連携が可能となっている。1台からのレンタル使用ができ導入ハードルの低さが特徴だ。国内20社以上で実証実験済みだ。
体制
エフテック 中国子会社での人員削減を発表 2024.10.7
エフテックは、中国自動車市場の急激な市場変化への対応を図るとして、中国にある子会社 偉福科技工業(中山)及び偉福科技工業(武漢)の従業員約300名の労働契約を解除すると発表した。2024年11月30日に退職を完了する予定。従業員の退職に伴う特別退職一時金の支給による費用を2025年3月期に計上するとしている。
ジェイテクト インドに8つ目の拠点を新設へ 2024.10.8
ジェイテクトは、インドでの自動車部品製造拠点JTEKT INDIA LIMITED(JIN)が、インド国内にJINとして8つ目の新工場を建設すると発表した。インド・アーメダバードに約35億円を投資して、パワーステアリング(C-EPS)やステアリグギア(MSG)、等速ジョイント(CVJ)、ハブユニットベアリング(HUB)などを生産する新工場を建設し、2027年の生産開始を予定する。
豊田合成 インド北部でのエアパック工場が稼働開始 2024.10.10
豊田合成は、インドにある豊田合成ウノミンダインディアのニムラナ工場を拡張した新建屋での生産を2024年9月に開始したと発表した。インドでの車両衝突安全アセスメントの強化により、側面衝突に対応するエアバッグの装着進展が見込まれる。豊田合成は、ニムラナ工場の拡張によりニーズへの対応を図る。従来の建屋面積21,000m2から35,000m2に拡張した。
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