デンソー 量子古典ハイブリッドコンピューティング向け疑似量子技術を開発 2023.9.21
デンソーは、量子コンピュータの仕組みに着想を得た独自の疑似量子技術「ＤＥＮＳＯ Ｍｋ－Ｄ」を開発し、従来の疑似量子技術では１００万変数規模の問題に対応するのが限界とされる中、５００万変数規模の実問題が解けることを確認したと発表した。量子コンピュータは理論的な性能を実現できておらず、量子コンピュータと従来の（古典）コンピュータのハイブリッドの開発が進められている。デンソーの開発した技術は変換した情報を最小限まで圧縮し、参照情報サイズを小さくすることで大規模な問題でも高速演算が可能になっているとしている。
デンソー 安城市と自動運転の実証調査事業でコンソーシアムを設立 2023.9.21
デンソーは、愛知県安城市と自動運転の実証調査事業に係るコンソーシアムを設立したと発表した。今後、自動運転と走行中給電の技術を用いた実証実験を進める。２０２３年度は自動運転について１２月から２０２４年２月末まで安城市にあるデンソー高棚製作所構内にて実証実験を行うとしている。
豊田自動織機 自動車用樹脂フロントウインドウ向け１コート塗装によるハードコート材料を開発
2023.9.20
豊田自動織機は、車体の軽量化に寄与するポリカーボネート製樹脂ウインドウ向けに、国際規格の耐傷付き性能を１コート塗装で満足させる高硬度ハードコート材料を開発したと発表した。従来の熱硬化２コート塗装＋ＣＶＤに対して、ＣＯ２排出量は約８０％、コストは約４０％低減した。開発したコート材は、柔軟性の高いアクリル成分と、硬いガラス成分からなり、ＬＥＸＵＳの水素エンジン搭載ＲＯＶのフロントウインドシールドに採用された。
豊田合成 イギリスの子会社を解散へ 2023.9.22
豊田合成は、イギリスの子会社英国豊田合成（ＴＧＵＫ）を解散することにしたと発表した。ＴＧＵＫで生産していたウェザストリップなどはチェコにある豊田合成チェコ（ＴＧＣＺ）で生産する。イギリスではホンダが事業を撤退するなどで、欧州事業の収益性の改善が必要となっていた。
武蔵精密 ２輪ＥＶ駆動ユニット製造販売で合弁会社を設立 2023.9.21
武蔵精密工業は、台湾のデルタ・エレクトロニクスおよび豊田合成と、インドでの２輪車用ＥＶ駆動ユニットの製造販売の合弁会社を設立すると発表した。インド・バンガロールにある武蔵精密インディアの敷地内に設置した合弁会社では武蔵精密とデルタが共同開発した１２５ｃｃクラス相当のＥＶ駆動ユニットの製造販売を行う。出資比率は武蔵精密インディアが５１％、デルタ・エレクトロニクスが３４％、豊田通商が１５％。
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