デンソー 7社合同で幹線中継輸送サービスの実証試験を開始 2023.7.6
デンソーは、業界の垣根を超えた7社で共同して、荷台を積載するコンテナ部分を着脱できるスワップボディコンテナを用いた幹線中継輸送サービス「SLOC(Shuttle Line Of Communication)」の実証実験を7月10日から14日まで、静岡県浜松市と埼玉県板戸市を中堅地点として関東と関西間で実施すると発表した。
物流業界での、ドライバーの長時間労働や、長時間労働の要因となっている荷待ちなどの課題に対処するため、スワップボディコンテナ車両を活用し、QRコードを活用したコンテナ管理システムを導入して、複数荷主と複数運送業者によって荷物を運ぶ新しい輸送形態の実証試験を行う。
参画企業は、デンソーのほか、アスクル、エレコム、タカラスタンダード、三井倉庫ロジスティクス、安田運輸、大和ハウス工業。デンソーがコーディネーターを行う。
愛知製鋼 電動小型車両のGMPSによる高精度自動運転走行に貢献 2023.7.3
愛知製鋼は、ヤマハ発動機性電動小型車両グリーンスローモビリティ(GSM)による自動運転走行で、磁気マーカシステム(GMPS)のみで走行経路に対して制度±10cm以内の安定性を検証したと発表した。
愛知製鋼とヤマハ発動機は2022年8月にGSMにGPSなどの衛星測位システム(GNSS)を利用した自動運転の高精度な走行実証試験を行った。今回、GNSSを使用せず走路に磁気マーカを埋設したシステムのみで高精度な自動運転走行が確認できたとしている。
八千代工業 インド自動車部品会社マザーソン傘下へ 2023.7.4
八千代工業は7月4日、本田技研工業が八千代工業の株式の81%をインドの自動車部品会社マザーソンの子会社に売却すること前提で、公開買い付け(TOB)をすることに賛同すると表明した。
本田技研工業はいったん八千代工業を完全子会社化した後、マザーソンの子会社でオランダの樹脂部品を製造するSMRCオートモーティブに81.0%の株式を売却し、四輪樹脂タンク事業などを移管する。一方、二輪用部品を手掛ける八千代工業の子会社合志技研の株式は本田技研工業が取得し、二輪部品事業を引き継ぐ。
電動化が進み、八千代工業の燃料タンク事業が先細りする中、ホンダグループの再編が進む。
ユタカ技研 作業アシスト装具「BELT POWER」を開発 2023.7.3
ユタカ技研は、重量物運搬作業の負担を軽減する作業アシスト装具「BELT POWER」を開発し、7月3日より発売を開始した。
ベストのように上半身に装着する。筋電位を測定し、重量物を運搬する際にベルトで荷物を吊り下げて重量物の移動、保持をサポートする。重量2.5kgで、単三電池で稼働する。サポートが不要な時は、ベルト収納機能で作業を妨げないとしている。
武蔵精密 社内スタートアップが渡辺パイプの農作業マッチングサイトと連携 2023.7.4
武蔵精密は社内スタートアップ アグリトリオが運営している農作業マッチングサービス「農How」と、渡辺パイプが運営している「アグリウィズ」のサービスを7月4日より連携を開始したと発表した。
ニデック 米国モータ・発電機関連企業ホーマ社を子会社化 2023.7.4
ニデックは、米国の子会社ニデックモータ(NMC)が米国のモータ・発電機関連サービス企業ホーマ社の100%株式を創業家から取得したと発表した。NMCのモータ・発電機等の製品ラインアップ拡充、アフターマーケットでの競争力の強化につながるとしている。
ニデック e-Axleが中国新能源車両生産2000万台記念式車両に採用される 2023.7.6
広州汽車集団(GAC Gr)は7月3日、中国広東省広州市にある工場で、中国新能源車両生産2000万台記念式典を実施し、記念車にニデックのe-Axle採用車種が選定されたと発表した。
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