技術・製品
デンソー、小糸製作所 画像センサーの認識率向上システム開発へ 2023.10.19
デンソーと小糸製作所は、夜間走行時の安全性向上を目指し、車両ランプと画像センサーを協調させセンサーの物体認識率向上に向けたシステムの開発検討の協業を始めたと発表した。協業では小糸製作所の強みであるハイビームの配光制御技術と、デンソーの強みである画像センサーの物体認識技術を協調させることで、「夜間走行時の安全性向上」に貢献できるシステムの開発検討を進めるとしている。
豊田合成 トップコートレスホットスタンプ製品がLEXUS LMに採用される 2023.10.20
豊田合成は、ホットスタンプ技術によるトップコート塗布が不要なフロントグリルが、トヨタの新型LEXUS LMに採用されたと発表した。製品に転写する箔の改良により、従来、外部環境による劣化防止のために塗布していたトップコートを不要にした。
豊田合成 新型LEXUS LMにヒーター付きアームレストが採用される 2023.10.20
豊田合成は、トヨタの新型LEXUS LMにヒータ付きアームレストが採用されたと発表した。ヒータ機能がついたアームレストコンソールの搭載車は国内カーメーカーで初めてとなり、熱エネルギーロスの少ない構造設計により他社品と比べ消電力設計となっているとしている。
新事業
住友ゴム 中国蘇州でセンシングコアを活用した自動運転の実証実験を実施 2023.10.16
住友ゴムは、2023年6月より中国江蘇省蘇州市でセンシングコアによる路面状態の検知による解析結果を自動運転バス運行者にフィードバックする実証実験を実施中であると発表した。検知した路面状態は、路面の滑りやすさマップなどの形式で通知され、安全運転管理に活用されるとしている。
フタバ産業 農業向け「木質バイオマス燃焼式 光合成促進システム」の開発 2023.10.16
フタバ産業は、木質バイオマスの燃焼ガスから、ハウス栽培で問題なく使えるレベルのCO2を取り出し、農作物の光合成を促進するシステム農業向け「木質バイオマス燃焼式 光合成促進システム」を開発したと発表した。木質バイオマスの原料となる樹木は成長過程で大気中のCO2を吸収しているため、燃やしても大気中のCO2濃度に影響を与えないカーボンニュートラル燃料とされてい。従来の化石燃料を使用する燃焼式CO2発生機の代替技術として期待できるとしている。
東海理化 exploricaブランドでLEDランプを発売 2023.10.17
東海理化は、自社のライフスタイルブランドexploricaから日常の様々なシーンで使用できるLEDランプ“explorica lamp”をクラウドファンディング上で10月17日から11月17日まで先行販売すると発表した。スモークレンズとLED光源で4モード20パターンの光を再現し空間に多彩な灯りを与えるとしている。
NTN 移動型独立電源の新モデルを発表 2023.10.19
NTNは、移動型独立電源「N3 エヌキューブ」の新モデルとして、パーソナルモビリティや自動販売機に給電可能な充電ステーションモデルを開発したと発表した。N3 エヌキューブは、小型風車と太陽光パネル、蓄電池をコンテナに格納した移動型独立電源で、トラックなどにより持ち運びが可能な高い機動性が特長。機動性の高さを生かして災害時用施設などに採用されている。
体制・M&A・出資
NTN 和歌山製作所が稼働を開始 2023.10.18
NTNは、ベアリングの新たな生産拠点として和歌山県橋本市にある和歌山製作所が稼働を開始したと発表した。今後需要の増加が見込まれるEVなど向けのボールベアリングの主力工場のひとつとして供給力の強化を図ったとしている。
大同特殊鋼 ベトナム新工場で開所式を開催 2023.10.18
大同特殊鋼は、ベトナムの連結子会社DAIDO DMS VIETNAM CO.,LTD.(DMSV)が、10月10日にベトナム新工場の開所式を開催したと発表した。DMSVは大同特殊鋼と連結子会社である大同DMソリューションが2008年にベトナムに設立した金型用鋼の加工販売拠点。事業拡大に備えて従来の工場の3倍の面積の新工場を建設し、2023年5月から稼働を開始していた。新工場では、金型用鋼の販売、および金型用プレート加工販売、金属製品の熱処理を行うとしている。
ブリヂストン リージョナル経営体制強化 2023.10.19
ブリヂストンは、グローバル経営を強化するための体制を発表した。リージョンとしてEASTとWESTの2つに分け、SBUをEASTの下に日本タイヤ(BSJP)、加工品など(BSDP)、産業用タイヤなど(G-MICA)、アジア太平洋・インド・中国(BSAPIC)、WESTの下に米州(BSAM)、欧州・中近東・アフリカ(BSEMA)の6つに再編した。2024年1月1日からの変更となる。
曙ブレーキ 米国ケンタッキー州子会社を閉鎖 2023.10.20
曙ブレーキは、米国子会社であるAkebono Brake Corporationの事業を縮小し、米国2工場のうちケンタッキー州にあるAkebono Brake, Elizabethtown Plantの生産を終了・閉鎖すると発表した。曙ブレーキは2019年の事業再生ADR事業再生計画に沿ってこれまで北米テネシー州とサウスカロライナ州にあった2工場の閉鎖を完了している。その後も北米事業の再構築施策としてケンタッキー州エリザベスタウンの生産を終了・閉鎖し、米国1工場体制にすることを決定したとしている。曙ブレーキは2009年ボッシュの北米事業会社からケンタッキー州エリザベスタウンのブレーキ事業の一部を譲受していた。
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