自動車部品関連動向        2023.10.2
自動車部品関連動向        2023.10.2

自動車部品関連動向        2023.10.2

JTEKT 低電力化電磁弁を開発              2023.9.28

 ジェイテクトはグループ会社であるジェイテクトフルードパワーシステムが、従来よりも消費電力が30%低電力で作動する電磁弁を開発したと発表した。ソレノイドの高効率化で実現した。工場で従来型の電磁弁から切り替えることでCO2削減効果が見込めるとしている。

豊田合成 仕入先技術展示会を開催       2023.9.25

 豊田合成は、9月20日と21日に豊田合成北島技術センターで仕入れ先の技術を紹介する「勝ち技展示会」を開催したと発表した。昨年に続き2回目となる展示会では30社が参加し、58の事例について紹介があった。

豊田合成 スタートアップ「Pyrenee」に出資     2023.9.26

 豊田合成は、自動車の安全運転支援装置を開発するスタートアップPyreneeに出資したと発表した。Pyreneeは、AIを使用して歩行者や自動車の動きを予測し、危険があると判断した場合は警告を発生するPyrenee Driveを開発している。豊田合成はエアバックなどのパッシブセーフティに関する製品を生産していて、Pyreneeへの出資でプリベンティブセーフティの分野での協業の可能性を図る意向だ。

豊田合成 ハンドルの本革端材活用製品を発売  2023.9.28

 豊田合成は、革製品ブランド「UNROOF」の協力を得て、ハンドルの本革端材を使用したカードポケットをクラウドファンディングで販売すると発表した。価格は3,300円で売上の一部を交通遺児育英会に寄付する予定。豊田合成はハンドルの本革端材やエアバック生地を再生商品として販売する「Re-S」ブランドに取り組んでいる。

河西工業 環境対応技術を公開 2023.9.27

 河西工業は、2023年10月4日から6日まで幕張メッセで開催されるサステナブルマテリアル展で、セルロースファイバー強化樹脂と廃材から生まれたリサイクル材の環境対応技術を展示すると発表した。セルロースファイバー強化樹脂は、巴川製紙所が供給するマイクロからナノサイズのファイバーを配合した強化樹脂で、セルロースナノファイバー配合品に比べ低コストでCO2排出量も抑制できる。廃材から生まれたリサイクル材は、自動車の天井材に使用されこれまで分離・リサイクルが困難であった多層構造の複合材料の端材を粉砕し、樹脂と混合してリサイクル材としたもの。長瀬産業と連携し適用先を探索するとしている。

パイオラックス オランダに販売会社を設立         2023.9.27

 パイオラックスは、オランダに欧州地域の販売会社を設立すると発表した。欧州での自動車用内外装部品、バッテリー、センサー、モーター関連商品のビジネス体制を確立し、欧州での事業拡大を目指すとしている。2024年の設立を予定している。

日立Astemo 電動化や先進運転技術に対応する体制に変更              2023.9.29

 日立Astemoは、10月1日よりこれまでの5事業部体制から電動ビジネス、シャーシ・ICE、モーターサイクル事業の3事業部運営体制に移行すると発表した。サステナブルな成長に向けた事業ポートフォリオへの転換を推進させるためとしている。

エイチワン 超小型EVコンセプトカーを公開       2023.9.29

 エイチワンは、2022年10月に都築製作所、ブルースカイテクノロジー、山田製作所と共同で設立した超小型EV技術研究組合(METAx)での開発として、超小型EVのコンセプトカー「クロスケ」が完成したと発表した。全長2.5m全幅1.3mの大きさで、1人乗り90kgの積載が可能。最高速度は60km/h。運転には普通自動車免許が必要で,交換式バッテリーを採用する。ラストワンマイルでの配送やデリバリーサービスでの利用を想定している。10月28日から一般公開されるジャパンモビリティショーに展示される。

田中精密 西川自販を子会社化 2023.9.29

 田中精密工業は、子会社であるホンダ自販タナカが、10月1日付けで富山県下新川郡にある西川自販の全株式を譲り受け、100%子会社化すると発表した。自動車販売の減少に伴い小規模販社単独での事業運営が困難になっていることから今回の事業譲渡となった。

NOK バイオマス材を使用したラバーポールを発売              2023.9.25

 NOKは、バイオマス素材を使用した視線誘導標/車線分離標(ラバーポール)「ポストコーン バイオマスタイプ」を10月2日より発売すると発表した。本体のパイプ部分に39%の植物由来ポリマーを採用し、従来のPUエラストマーと同等の特性を維持しているとしている。

ニデック EVモータ用試験ベンチを発売 2023.9.29

 ニデックは子会社であるニデックアドバンステクノロジー社が、EVモータ用試験ベンチ「TDAS-1202P」およびe-Axle用試験ベンチ「TDAS-2032P」の発売を開始すると発表した。TDAS-1202Pは、20,000rpm/700Nmに対応したモータ単体用性能評価試験ベンチで世界最速クラスの回転数に対応している。TDAS-2032Pは3,300rpm/3,300Nmに対応した性能評価試験ベンチとなる。

大同特殊鋼 中国子会社を清算 2023.9.29

 大同特殊鋼は、子会社であるダイドー電子の中国子会社大同電工(蘇州)有限公司を清算することにしたと発表した。大同電工(蘇州)は、希土類磁石および磁石応用製品の生産工場として2003年に操業を開始した。中国での磁石製造販売拠点2社のうち1社であったが、熱間加工磁石の生産体制の再編により清算することになった。

フジクラ 中国生産拠点を閉鎖   2023.9.28

 フジクラは、中国安徽省蕪湖市にある子会社珠海藤倉電装有限公司蕪湖分公司を9月末で閉鎖したと発表した。2016年に中国華東地域の顧客用ワイヤハーネス生産拠点として操業を開始したが、中国での顧客の生産低迷を受け、生産体制の見直しを行うことになった。

ニッパツ 電動車向け金属基板の生産能力を増強              2023.9.28

 日本発条(ニッパツ)は、電動車向け部品の金属基板の生産能力を100億円投資して増強すると発表した。長野県駒ケ根市にある駒ケ根工場に新たに生産棟を建設し、2022年9月にマレーシアでの金属基板生産能力増強の案内を含めて2021年度実績に対して約2.5倍の生産能力増強となる。2026年5月の稼働を予定する。

ニュースウォッチ

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  • 東海理化、新宿の自動運転バス実験に参画 画像認識で 2023.9.25
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  • 山田ドビー、アサイ産業をグループ化 EV対応、プレス機増産 2023.9.28
  • ニッパツ、メキシコにモーターコア専用の新工場 2027年量産目指す 2023.9.28
  • 日立Astemo、資本構成変更を「12月まで」に延期 2023.9.28
  • 児玉化学工業が再生期間終え復帰 車部品、回復に差 2023.9.29
  • カヤバ、商号も「カヤバ」に 「KYB」から変更 2023.9.29
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