水素・アンモニア関連ニュース
つばめBHB ウクライナ・ブチャ市のプロジェクトへ参画 2023.5.19
つばめBHBは、ウクライナのブチャ市が進めるGreen Industrial Zoneプロジェクトへ参画すると発表した。プロジェクトは、再生可能エネルギーから水素やアンモニアを生産し、電力や燃料、肥料などの用途として販売する地産地消システムを想定していて、先行プロジェクトでつばめBHBの小型アンモニア合成設備を用いたアンモニア生産の可能性について検討を行うとしている。
三菱造船 J-ENGに船舶エンジン用アンモニア燃料供給装置を納入 2023.5.24
三菱造船は、ジャパンエンジンコーポレーション(J-ENG)へ舶用大型低速2ストロークエンジン向けアンモニア燃料供給装置を納入したと発表した。J-ENGは現在、長崎市の三菱重工業総合研究所長崎地区で、舶用大型低速2ストロークエンジンを使ったアンモニア燃料試験を実施している。
三菱重工 シンガポールから水素活用GTCC発電設備を受注 2023.5.24
三菱重工業は、シンガポールに拠点があるセムコープ社より同国のジュロン島での水素燃料に対応した60万kW級のガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)火力発電設備を受注したと発表した。現地プラント会社とコンソーシアムを組みEPC契約を締結し、2026年までに稼働する予定。
住友商事 イギリスでの低炭素水素製造へ 2023.5.24
住友商事は、イギリスの100%子会社Summit Energy Evolution Limited(SEEL)と共に、イギリスでのBactonガスターミナルを中心とした低炭素水素の製造に向けたプロジェクトで同国のProgressive Energy Limited(PEL)と共同開発契約を締結したと発表した。住友商事とPALは2030年に既存ガスターミナルを利用したブルー水素を年間5万トンの製造を開始し、2040年にはグリーン水素の製造に着手することを目標としている。
CO2利活用関連ニュース
J-POWER 新たなCCS貯留法を考案 2023.5.25
電源開発(J-POWER)は、ハイドレートメカニズムを利用した新たなCO2地中貯留技術を考案し、特許を取得したと発表した。取得した特許は特許番号第7149712号「二酸化炭素の地中貯留方法、及び二酸化炭素の地中貯留装置」で、大水深の低温・高圧化で形成されるハイドレードの機構を利用し、CO2ハイドレードによる遮断層よりも下に液体CO2を圧入することで上昇するCO2がハイドレード化して遮断層を形成する。これにより遮断層の下に液体CO2を貯留できるとしている。
ニュースウォッチ
- 新明和工業、水素関連事業に参入へ 貯蔵用装置を開発 2023.5.24
- 中外炉、トヨタから「熱処理炉向け水素バーナー」受注 製造工程で脱炭素加速 2023.5.25
- 山梨県産グリーン水素で発電 東京ビッグサイトが導入 2023.5.25
- ポンプ一筋の酉島製作所、液体水素の「トリシマ」へ 2023.5.26
- レボインターナショナル、40億円投じバイオ燃料新工場 2023.5.26
- エア・ウォーター、家畜ふん尿由来のバイオメタン事業化 北海道で来年 2023.5.26
- メタン直接分解によるターコイズ水素製造技術を開発 愛知で産学共同 2023.5.25
- 丸紅や岩谷産業、オーストラリアでグリーン水素量産へ 2023.5.26
- 航空燃料の1割再生品に 石油元売りに義務化を正式公表 2023.5.26