水素・アンモニア関連ニュース
IHI 既存LNG受入・貯蔵設備のアンモニア転用化を検討 2023.1.25
IHIは、ガス火力発電所近郊で整備されているLNG受入・貯蔵設備を燃料アンモニア向けに転用する検討を開始したと発表した。既存LNG受入・貯蔵設備を最小限の改造で転用が可能になるように検討を進め、2020年代後半に活用できることを目指す。
川崎重工 LPG燃料LPG/アンモニア運搬船を受注 2023.1.27
川崎重工は、日本郵船株式会社向けに、同社向け5隻目となる86,700m3型LPG（液化石油ガス）燃料LPG/アンモニア運搬船1隻の造船契約を締結したと発表した。2026年に竣工予定。
三井物産、商船三井 アンモニア燃料大型ばら積み船設計の基本承認を取得 2023.1.27
三井物産と商船三井は、日本海事協会より、アンモニア燃料大型ばら積み船の設計に関する基本承認（AiP；Approval in Principle）を取得したと発表した。
CO2利活用関連ニュース
INPEX CO2回収スタートアップへ出資 2023.1.23
INPEXは、CO2回収技術開発を行うオランダのスタートアップ「CarbonOrO」に出資を行ったと発表した。Carbon OrOは、産業用排ガスをターゲットとして低温低圧でCO2を回収・脱離することができるとして、将来のCCUS、メタネーション事業につなげていくことを目指すとしている。
IHI メタンバスへのe-methane供給開始 2023.1.23
IHIは、福島県相馬市が運用するコミュニティバスにメタンを燃料とする車両へのe-methaneの供給を開始したと発表した。そうまIHIグリーンエネルギーセンターで製造されたe-methaneを相馬市が運用する高齢者向け「お出かけバス」1台に供給し、e-methaneの製造および車両燃料としての実証を行うとしている。
各社ＣＣＳ、CCSバリューチェーン事業のFSプロジェクトを発表 2023.1.27
経済産業省は1月26日、第 6回目となるCCS長期ロードマップ検討会を開催し、「2050年時点で年間1.2～2.4億tのCO2を貯留することを可能とすることを目安に、事業環境を整備した上で、2030年以降に本格的にCCS事業を展開する」という目標を設定したCCSロードマップ最終とりまとめ案を提案した。
同時に、エネルギー、エンジニアリング、商社各社は、CCSバリューチェーン構築事業に関するFSプロジェクトを発表した。
● JX石油開発、ENEOS、電源開発 合弁会社「西日本カーボン貯留調査(株)」の設立を発表。
● 出光興産、北海道電力、石油資源開発 北海道・苫小牧エリアでのCCUS共同検討開始を発表。
● 伊藤忠、三菱重工、INPEX、大成建設 船舶輸送を用いたCCSバリューチーン事業共同研究を発表。
● 日本製鉄、三菱商事 ExxonMobilと豪州など海外ア太でのCCS、CCSバリューチェーン共同研究MoU締結を発表。
ニュースウォッチ
- 三菱商事、グリーン水素など次世代エネルギー部門新設 2023.1.20
- 常石造船、メタノール燃料ばら積み船 三井物産から受注 2023.1.23
- 荏原、水素関連事業を拡大 共同研究・実用化を推進 2023.1.25