水素・アンモニア関連ニュース 2022.7.11
住友化学 旭川高専とターコイズ水素製造工業化研究 2022.6.30
住友化学は、旭川工業高等専門学校とメタンの熱分解による水素(ターコイズ水素)製造工業化に向け、触媒探索と製造プロセス確立及び副産物個体炭素の用途開発について共同研究を加速させると発表した。旭川高専と住友化学は2019年から流動層反応器によるマイクロ波加熱と触媒を用いたターコイズ水素製造の共同研究を実施している。
https://www.sumitomo-chem.co.jp/news/detail/20220630.html
CFAA クリーンアンモニア定義案の内Step1一般公開 2022.7.7
クリーン燃料アンモニア協会(CFAA)は、 クリーンアンモニア定義案の内Step1を一般公開した。それによると、Step1では、Gate to Gateで詳細を規定し、天然ガスSMRベースとした排出量基準で60%以上削減、絶対値として0.84t-CO2/t-NH3以下としている。2040年代に向け、投資基準と利用基準をStep1から3に移行していくとしている。
https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/nenryo_anmonia/pdf/005_05_00.pdf
川崎重工 グリーンボンド発行条件決定 2022.7.8
川崎重工は、6月6日に発表したグリーンボンド発行条件を決定したと発表した。発行年限10年、発行額90億円、利率0.789%、発行日7月14日で、クリーン水素サプライチェーン構築に関する事業に使用するとしている。
https://www.khi.co.jp/pressrelease/detail/20220708_1.html
CO2利活用関連ニュース 2022.7.11
三菱ガス 「環境循環型メタノール構想」ブランド名をCarbopath®と命名 2022.7.4
三菱ガス化学は、CO2や廃プラなどをメタノールに変換し、化学品や燃料・発電用にリサイクルする三菱ガスが取り扱う商品、サービスを「Carbopath®」と命名したと発表した。三菱ガスは、メタノール製造事業への投資、メタノール製造技術ライセンス供与、運転・メンテナンス支援サービス、及び製品販売を手掛けており、関連技術やノウハウを保有する企業や自治体との協業、連携を進めていくとしている。
https://www.mgc.co.jp/corporate/news/2022/220704.html
戸田工業、エア・ウォーター 革新的CO2分離回収技術開発がGI基金事業に採択 2022.7.7
戸田工業、エア・ウォーター、埼玉大学は、NEDO GI基金事業に「Na-Fe系酸化物による革新的CO2分離回収技術の開発」が採択されたと発表した。戸田工業と埼玉大学が開発するNa-Fe系酸化物CO2固体回収材を使用し、工場ボイラ等から排出される低濃度CO2を分離回収するプロセスを確立し、エア・ウォーター技術を用いて、中規模CO2回収装置開発に取り組む。CO2回収コストは2,000円台/ton-CO2を目指すとしている。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4100/announcement1/81093/00.pdf
ニュースウォッチ
- 「大気からCO2吸収」、バイデン政権が4500億円 2022.7.4
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- CO2ゼロ船、26年実証運航へ 国交省・日本郵船など連携 2022.7.7
- 出光、脱炭素へ移行債200億円発行 2022.7.8
- 旭化成、CO2からエチレン製造、30年に実証へ 2022.7.11