水素・アンモニア関連ニュース 2022.5.23
IHI 水と窒素からCO₂フリーアンモニアを直接合成する技術開発を開始 2022.5.16
IHIは、北海道大学、福岡大学、東京大学、金属電極専門メーカー デノラ・ペルメレックとともに、NEDO「エネルギー・環境新技術先導研究プログラム」に、水と窒素からCO₂フリーのアンモニアを直接合成する技術開発事業が採択されたと発表した。水の電気分解による水素製造とアンモニア合成を一つのプロセスで実現するアンモニア電解合成装置を研究開発し、直接アンモニアを合成する技術の実現を目指す。
https://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2022/resources_energy_environment/1197908_3473.html
神戸製鋼 「ハイブリッド型水素ガス供給システム」の実証試験開始 2022.5.19
神戸製鋼は、2023年3月頃から兵庫県の高砂製作所内で、液化水素気化プロセスと水電解式水素発生装置をパラレル配置したハイブリッド型水素ガス供給システムの実証試験を実施する予定と発表した。
また同時に、NEDO水素社会構築技術開発に2事業が採択されたと発表した。
https://www.kobelco.co.jp/releases/1210227_15541.html
https://www.kobelco.co.jp/releases/1210224_15541.html
https://www.kobelco.co.jp/releases/1210226_15541.html
東邦ガス 知多緑浜工場に水素製造プラントを建設 2022.5.20
東邦ガス株式会社は、愛知県の知多緑浜工場に天然ガスを原料とした水素製造プラントを建設すると発表した。2024年までに水素製造能力1.7トン/日のプラントを建設し水素供給を開始する。水素製造時に発生するCO2はCCUSも計画しているとしている。
https://www.tohogas.co.jp/corporate-n/press/1229575_1342.html
CO2利活用関連ニュース 2022.5.23
東邦ガス LNG未利用冷熱を活用したCO2分離回収技術開発・実証がNEDO「グリーンイノベーション基金事業」に採択 2022.5.13
東邦ガスは、名古屋大学と共同で「LNG未利用冷熱を活用したCO2分離回収技術開発・実証」がGI基金事業に採択されたと発表した。LNG未利用冷熱の活用により、工場排ガス等に含まれるCO2を化学吸着法分離回収技術「Cryo-Capture」の開発に取り組み、回収CO2と水素から合成メタンを製造するクリーンエネルギーシステム構築を目指すとしている。
https://www.tohogas.co.jp/corporate-n/press/1225473_1342.html
東邦ガス 工場排ガス等を対象としたCO2分離回収技術実証試験を開始 2022.5.13
東邦ガスは、愛知県東海市の技術研究所で膜分離法や物理吸着法を用いたCO2分離回収システムの評価をしていくと発表した。
https://www.tohogas.co.jp/corporate-n/press/1225474_1342.html
三菱造船と日本郵船、大型LCO2船の設計基本承認を船級協会から取得 2022.5.16
三菱造船と日本郵船は、船舶によるCO2輸送技術の開発について、日本海事協会から設計基本承認(AiP)を取得したと発表した。取得したAiPを通じてCCUSバリューチェーン構築に必要なLCO2船を含む各種技術の開発を推進する。
https://www.mhi.com/jp/news/220516.html
J-Power、ENEOS、JX石油開発 「国内CO2排出源調査、CO2回収・輸送に関する調査」事業受託 2022.5.20
J-Power、ENEOS、JX石油開発は、JOGMECより「令和4年度 国内のCO2排出源調査ならびに国内の特定地域を対象としたCO2回収および輸送に関する調査」を受託したと発表した。調査では技術・コストなどの整理を目的にCCSサプライチェーン構築を検討するとしている。
https://www.jpower.co.jp/news_release/2022/05/news220520_2.html
JOGMEC 正式名称変更 2022.5.20
JOGMECは、法改正により水素・アンモニア等の製造・貯蔵及びCCSに対するリスクマネー支援業務並びに洋上風力発電のための地質構造調査等業務等が追加・機能強化されたことにより、名称を現在の「独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構」から「独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構」に変更すると発表した。