水素・アンモニア関連ニュース
JOGMEC CO2を利用したLPGパージによる不純物除去で生産性向上 2022.10.31
JOGMECは、都市ガス、LPGから水素を製造する際、硫黄化合物などの不純物を除去するために使用していたパージガスを窒素ガスから二酸化炭素に変更することで、16時間かかっていた可燃性ガスの除去作業が20分程度に短縮され、また、パージ用ガス使用量も削減されることを発見し、特許を取得したと発表した。
IHI アンモニアバリューチェーン可視化プラットフォームの実証開始 2022.10.31
IHIは、アンモニア製造から利用に至るバリューチェーン全体でのカーボンフットプリントを記録・可視化する「アンモニアCO2トレーサビリティプラットフォーム」を開発し、実証試験を開始したと発表した。プラットフォームではブロックチェーン技術を用いてCO2排出量の算出、記録を行い、各プロセスでのトレーサビリティを実現するとしている。
三菱重工 インドネシアでの水素・バイオマス・アンモニア混焼事業化調査 2022.11.02
三菱重工は、インドネシアパワーと同社の発電所での低炭素燃料の混焼に関しての3件のFSを開始するMoUを締結したと発表した。
1. ジャワ島のタンジュンプリオク発電所で稼働中のガスタービンでの水素混焼の実現可能性評価
2. ジャワ島のスララヤ石炭焚き発電所でのバイオマス混焼・専焼の実現可能性評価
3. スララヤ発電所での既設アンモニア製造プラントで生産されたアンモニアの混焼についての実現可能性評価
CO2利活用関連ニュース
日揮 LNG未利用冷熱を活用したCO2分離回収技術を開発 2022.10.31
日揮は、LNG未利用冷熱を活用したCO2分離回収に関する技術開発の取り組みを開始したと発表した。東邦ガスと名古屋大学が共同提案したNEDO GI基金事業での取り組みで、日揮は東邦ガスから再委託先として参画する。
伊藤忠 ニートSAF輸入と国内ジェット燃料混合サプライチェーンの構築に参画 2022.11.01
伊藤忠商事は、国交省が進める「輸入ニートSAFモデル実証事業」におけるSAF供給事業者として参画すると発表した。伊藤忠は、フィンランドNeste OYJ社からSAFを輸入し、富士石油と協力しジェット燃料と混合したSAFを製造する。国内で混合されたSAFは一部数量を中部国際空港へ搬入し、国土交通省航空局が所有する飛行検査機へ供給することになる。
ニュースウォッチ
- 伊藤忠、SAFと通常燃料を混合 富士石油と国内で実証 2022.11.01
- 経産省、「CO2グリッド」技術調査に着手 2022.11.02
- 東洋エンジ、エネ技術開発加速 千葉の研究施設移転・拡張 2022.11.04
- 住友商事、食糧の非可食部分でバイオ燃料 25年にも量産 2022.11.04