水素・アンモニア関連ニュース
JERA 燃料アンモニア輸送で日本郵船、商船三井と協業 2022.11.21
JERAは、燃料アンモニアの輸送に関して、日本郵船および商船三井と覚書を締結したと発表した。大型アンモニア輸送船の開発、安全な輸送体制の構築などを検討する。JERAは2020年代後半より碧南火力発電所でのアンモニア混焼による発電の商用運転開始を目指している。
IHI アンモニア製造、米スタートアップStarfire Energyに出資 2022.11.22
IHIは、グリーンアンモニア製造・分解技術を保有する米スタートアップStarfire Energyに出資したと発表した。Starfireは、グリーンアンモニアを製造するモジュールシステム「Rapid Ramp©」と、アンモニアを水素に分解するシステム「Prometheus Fire©」を開発している。IHIは、投資関連業務についてはスタートアップ企業支援を行うエンジェルナビと連携していくとしている。Starfireには、日本から三菱重工や大阪ガスが出資をしている。
JOGMEC ベトナム・ペトロベトナムと水素・アンモニアの製造、CCUSで連携 2022.11.24
JOGMECは、11月14日に施行された改正JOGMEC法を受けて、従来からベトナム国営石油会社ペトロベトナムと締結していたMoUを延長し、また、従来の石油・天然ガス分野だけでなく、水素・アンモニアの製造、及び、CCS/CCUSでの共同事業機会を追求したMoUを締結することに合意したと発表した。
丸紅 ベトナム国営電力と脱炭素化共同調査に関するMoU締結 2022.11.24
丸紅は、ベトナム国営電力グループ(Vietnam Electricity Group)と、ベトナムでの脱炭素化社会実現に向けた共同調査に関するMoUを締結したと発表した。今後、既存火力発電所の脱・低炭素化に向けた調査、及び、再生可能エネルギーやバイオマス、アンモニア・水素等の新エネルギープロジェクト開発などの調査を行っていくとしている。
三菱重工 タイでのクリーン燃料発電、クリーン水素、CCUSに関するMoU締結 2022.11.24
三菱重工は、タイ国電力公社(EGAT)との間で、クリーン燃料発電、クリーン水素、及び、CCUS技術に関する調査を行うMoUを締結したと発表した。今後3年間にわたり、水素やアンモニア混焼ガスタービンや、CCUS技術を中心に、タイの脱炭素化に貢献していくとしている。
CO2利活用関連ニュース
日揮HD 廃食用油を原料としたSAF生産を予定 2022.11.24
日揮HDとレボインターナショナルは、三菱地所と三菱地所が運営管理する丸の内エリアの飲食店舗等で使用された廃食用油をSAFへ再利用することについてのMoUを締結したと発表した。日揮HDは、レボインターナショナル、及び、コスモ石油と共同で廃食用油の収集からSAF製造・供給のサプライチェーン構築に向けての事業化を推進していて、11月1日付で「合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY」を設立した。国内SAF製造設備は、2024年度下期から2025年度初頭の運転開始を予定している。
ENEOS SAF製造FS対象を和歌山製油所に変更 2022.11.24
ENEOSは、TotalEnergiesと共同で取り組んでいたSAF製造に関する事業化調査対象を、当初想定していたENEOS根岸製油所(神奈川県横浜市)から、ENEOS和歌山製油所(和歌山県有田市)に変更したと発表した。既存設備の有効活用や各種条件を勘案した結果としている。将来年間約30万トンのSAF製造を想定し、2026年までには量産体制を構築することを目指している。
ニュースウォッチ
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