水素・CO2利活用関連ニュース        2022.10.31
水素・CO2利活用関連ニュース        2022.10.31

水素・CO2利活用関連ニュース        2022.10.31

水素・アンモニア関連ニュース

IHI シンガポールSembcorp社とグリーンアンモニア利活用協業を開始    2022.10.25

IHIは,シンガポールのSembcorp Industries社と、発電用のグリーンアンモニアの利活用によるカーボンニュートラル推進を共同で検討を進めるMoUに調印したと発表した。両社はシンガポール・ジュロン島のSembcorp社の設備において、アンモニア専焼ガスタービンの導入や既設ボイラのアンモニア専焼・混焼への燃料転換検討などを含めた発電用のグリーンアンモニアの製造から利用までのバリューチェーン構築を進めていくとしている。 

https://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2022/resources_energy_environment/1198066_3473.html

IHI、JERA マレーシアでの燃料アンモニア利用拡大に向けた検討を開始 2022.10.26

IHIのシンガポール法人IHI Asia pacific Pte. Ltd.(IHI AP)と、JERAグループ会社JERA Asiaは、マレーシアでの火力発電所の脱炭素化に向けた、燃料アンモニアの利用導入・拡大などを検討・実施するMoUに調印したと発表した。IHIとJERAは、JERA碧南火力発電所での燃料アンモニア混焼実証事業を共同で行っている。両社は、マレーシア、及び、ASEAN諸国への展開を目指して、マレーシアの火力発電所での燃料アンモニア利用を共同検討していくことにしたとしている。

https://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2022/resources_energy_environment/1198068_3473.html

IHI Hydrogen Councilに運営委員として参加              2022.10.28

IHIは、グローバルに水素バリューチェーンを代表する150の企業が参加するHydrogen Councilに、戦略的意思決定プロセスに関する役割を果たすステアリングメンバーとして参画したと公表した。IHIは、今後Hydrogen Councilへの参加を通じて、発電、輸送、その他主要な産業の脱炭素化を進めるための、迅速・安全・安価な手段としての、アンモニアと水素の使用を促進していくとしている。

https://www.ihi.co.jp/ihi/all_news/2022/resources_energy_environment/1198070_3473.html

千代田化工 シンガポールSembcorp社と水素サプライチェーン事業開発Pre-FEED実施   2022.10.26

千代田化工建設は、シンガポールSembcorp社、および三菱商事と、SEPRA水素を活用したシンガポールでの水素サプライチェーン事業化検討に関するMoUを締結したと発表した。2021年10月に締結した覚書からの検討を踏まえて、さらに具体的な技術的・商務的検討に進めることに合意した。2026年に年間6万トンを生産する水素事業を目指す。

https://www.chiyodacorp.com/media/20221026_R1.pdf

双日 シンガポールSembcorp社と脱炭素に関するインフラ及び新エネルギー事業でのMoUを締結             2022.10.26

双日は、シンガポール・セムコープ社と、脱炭素をテーマとした広範囲なインフラおよび新エネルギー分野の事業領域に向けた戦略的提携についての覚書を締結したと発表した。両社は、アジア太平洋地域で、再生可能エネルギー、バッテリー・エネルギー貯蔵システム、グリーン水素バリューチェーン、カーボンニュートラル工業団地および廃水処理システム、廃棄物の資源化、倉庫プラットフォームなど多岐にわたるインフラや新エネルギー分野の事業領域で協業をおこなっていくとしている。

https://www.sojitz.com/jp/news/2022/10/20221026.php

伊藤忠 フランス電力会社、 シンガポール・トゥアスパワー社とグリーン水素分野での協業MOU締結        2022.10.26

伊藤忠商事は、フランスの電力会社であるÉlectricité de France(EDF)、およびシンガポールの発電会社トゥアスパワー社と、グリーン水素およびアンモニア分野での協業に関するMOUを締結したと発表した。3社は、グローバルな再生可能エネルギープロジェクトの開発から、グリーンアンモニア製造、発電、船舶燃料としての供給に至るグリーン水素由来のアンモニアサプライチェーンの構築に向けて検討していくとしている。

https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2022/221026.html

ENEOS、北海道電力など 北海道大規模グリーン水素サプライチェーン構築調査事業がNEDOに採択     2022.10.27

ENEOS、北海道電力、JFEエンジニアリング、北海道電力ネットワーク、デロイト トーマツ コンサルティングの5社は、NEDO公募「水素社会構築技術開発事業/地域水素利活用技術開発/水素製造・利活用ポテンシャル調査」に、「北海道大規模グリーン水素サプライチェーン構築調査事業」が採択されたと発表した。具体的には、北海道苫小牧地域に国内最大規模となる年間約1万トン規模のグリーン水素を製造する100MW級水電解装置を導入した場合における国産グリーン水素サプライチェーン構築の可能性を調査するとともに、余剰電力の有効利用や調整力としての活用に向けた検討を行うとしている。

https://www.hepco.co.jp/info/2022/1251911_1920.html

ENEOSなど 羽田空港周辺地域でのCO2フリー水素利活用モデル調査がNEDOに採択 2022.10.27

日本空港ビルデング、空港施設、ENEOS、大田区、川崎市、デロイトトーマツコンサルティングは、NEDO公募「水素製造・利活用ポテンシャル調査」委託事業に対し、「東京国際空港及びその周辺地域におけるCO2フリー水素利活用モデル調査」が採択されたと発表した。具体的には、川崎臨海部の基地に輸入するCO2フリー水素を羽田空港及びその周辺地域に供給することを想定し、水素エネルギーの潜在的な需要を調査し、その実現に必要となる供給方法や設備の導入方針を整理し、経済性や温室効果ガス削減効果の検証を行うとしている。

https://www.eneos.co.jp/newsrelease/upload_pdf/20221027_02_01_2008355.pdf

CO2利活用関連ニュース

福島県大熊町、次世代グリーンCO2燃料技術研究組合     企業立地に関する基本協定を締結2022.10.25

福島県大熊町と次世代グリーンCO2燃料技術研究組合は、「企業立地に関する基本協定」を締結したと発表した。協定により、大熊町と研究組合は大熊西工業団地に事業所を設置し、植物を原料としたバイオエタノールの生産研究設備を建設する。副生物であるCO2の活用方法も含めた低炭素化技術の研究を行うとしている。

https://www.toyota-tsusho.com/press/detail/221025_006108.html

JOGMEC インドネシア油田でのCO2圧入開始                  2022.10.27

JOGMECは、インドネシア・プルタミナ及びPT Pertamina EP(PEP)とインドネシア・西ジャワ州の陸上ジャティバラン油田での石油の増進回収やCO2地下貯留の実装を目的としたCO2圧入を開始したと発表した。今回の試験は、2022年8月にJOGMECとプルタミナ及びPEPが締結した共同研究契約に基づき、ジャティバラン油田での実装の初期段階として実施するもので、減退油ガス田でのCO2-EOR及びCO2貯留効果を検証するためのデータ取得を目的としている。

ジャティバラン油田におけるCO2圧入サイト

https://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_00060.html

三菱重工 アルセロール・ミタル製鉄所でのCO2回収技術の適用に関する協業契約を締結           2022.10.27

三菱重工は、製鉄大手アルセロール・ミタル、三菱重工エンジニアリング(MHIENG)、資源大手BHP、Mitsubishi Development Pty Ltd(MDP)と、アルセロール・ミタルのベルギー・ゲントと北米にある製鉄所でのCO2回収技術の適用に関する協業契約を締結したと発表した。アルセロール・ミタルのゲントでの試験では、第1段階でMHIENGが提供するCO2回収装置で1日あたり300kgのCO2を高炉ガスから分離・回収。第2段階で再加熱炉による圧延工程での排ガスからCO2を分離・回収試験を行う予定としている。

https://www.mhi.com/jp/news/221027.html

伊藤忠 ETIHAD航空社向けにSAF供給開始              2022.10.27

伊藤忠商事は、UAEの国営航空会社であるETIHAD航空社に、フィンランドのNeste OYJ社が生産するSAFの供給を開始したと発表した。国内の空港における海外航空会社へのSAF供給の実現は日本初となる。

https://www.itochu.co.jp/ja/news/press/2022/221027_2.html

J-POWER、JX石油開発など BECCS実証モデル調査がNEDO事業に採択される           2022.10.27

Jパワー、JX石油開発、みずほリサーチ&テクノロジーズは、NEDO公募「水素製造・利活用ポテンシャル調査」委託事業について、「国産バイオマスからのCO2ネガティブ水素製造に係るBECCS一貫実証モデルに関する調査」が採択されたと発表した。調査事業では、近隣で調達した木質バイオマスを原料に、ガス化技術とCCSを組み合わせてCO2ネガティブ水素を製造・輸送・利活用するBECCS一貫プロセスの実現に向けて、事業性・課題の調査・検証を実施するとしている。

https://www.jpower.co.jp/news_release/2022/10/news221027.html

三菱ガス化学 環境循環型メタノール事業の共同検討を開始      2022.10.28

三菱ガス化学は、オーストラリアCement Australia Pty Ltd(CA)社、スイスHolcim社、ドイツHeidelberg Material社と、三菱ガス化学が新たに開発した環境循環型メタノール製造技術Carbopath™を適用し、CAの豪州グラッドストーン工場から回収するCO2とグリーン水素を原料としたメタノール製造販売の事業化検討に関する覚書を締結したと発表した。

https://www.mgc.co.jp/corporate/news/files/221028.pdf

ニュースウォッチ

  • 出光興産、バイオマスナフサ由来プラスチックの製造2022.10.25
  • 神戸市、水素実用化の最前線 港湾の脱炭素化も始動 2022.10.27
  • 米が水素大国へ1兆円、30年に1000万トン 対日輸出視野 2022.10.27
  • IEA、世界のCO2排出量「22年は1%弱の増加にとどまる」 2022.10.25

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