ヴィーガンレザートレンド2023
発刊日: | 2023年5月22日 |
体裁: | 38ページ PDF(PowerPoint形式) |
頒価: | 40,000円(税別) |
2019年8月、H&Mがファッションアイデアコンテストで「バイオレザー」を選定したというニュースが日本でも報道された。その後、2020年1月にはトミーヒルフィガーがロンドンで環境素材を使用したコレクションを発表し、ファッション業界で衣料品への動物の革を使用せず、また、環境にやさしい素材を使用する動きが取りざたされるようになった。
日本では「ヴィーガンレザー」素材を使用したバックやリュックをプロデュースしているFUMIKODAが、2020年8月にアップルレザーを使用したリュックを限定販売してから、植物由来レザーブランドLOVST TOKYOなど「ヴィーガンレザー」ブランドだけでなく、エースや土屋鞄などもヴィーガンレザーを使用した製品を発表している。
ヴィーガンレザーの定義はあいまいであるが、牛や豚の皮を使用して製作された本革(天然皮革)の代替えとして植物性の天然素材を使用したものと、合成皮革の原材料として植物性天然素材の割合を増やしたものがある。
海外では2010年代半ば頃から米国や欧州を中心に多くのスタートアップがヴィーガンレザーを製造するようになった。2020年代に入ると既存の合成皮革製造者も天然素材を使用または混合した製品を販売するようになってきた。
ヴィーガンレザーメーカーは増え続けていているが、先行したヴィーガンレザーメーカーは特許を保有し、ブランドとの協業や生産拠点の確保などで先行している。
本資料ではヴィーガンレザーについて、トレンドを示した上でヴィーガンレザーの分類と開発・製造者のプロファイルを紹介する。また、日本の合成皮革メーカーのヴィーガンレザーに関する発表動向も追加した。プロファイルでは会社概要、沿革、ブランド・協業のほか、概略の製造方法および特許があれば関連特許の番号を表示している。
ヴィーガンレザー調査資料としては現在発表されているものでは最大となる世界の22社をまとめた資料である。
目次
- ヴィーガンレザートレンド
- ヴィーガンレザー
- メーカープロファイル 世界22社
- 日本の合成皮革メーカーの動向
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