DIC 廃棄包装フィルムの再資源化で用途拡大 2023.6.6
DICは、食品や日用品などの軟包装フィルムの廃材を脱インキ技術を用いて再生し、梱包用バンドや仮設資材に採用されたと発表した。従来、廃棄された軟包装フィルムのマテリアルリサイクルでは、フィルムに印刷インキが残り暗色系のペレットにしか再生できず、用途が限定されていた。脱インキ技術を使用することで、暗色以外の着色が可能になり、今回の再生プラスチックの用途拡大につながった。
旭化成 三井物産のバイオメタノール供給・調達スキームでエンジニアリングプラスチック生産を検討 2023.6.8
旭化成は、三井物産が米国で生産するバイオメタノールを日本へ供給・調達するスキームを通じて、調達したバイオメタノールを原料としてポリアセタール(POM)樹脂「テナック」などのエンジニアリングプラスチックを日本で生産すると発表した。三井物産は米国合弁会社でマスバランス方式のバイオメタノールを生産している。旭化成はこの原料でエンジニアリングプラスチックを生産することで、従来品よりもカーボンフットプリントの低い製品を生産することができるとしている。
旭化成 プラスチック資源循環PJにコカ・コーラが参画 2023.6.8
旭化成は、2022年9月から11月にファミリーマート、伊藤忠商事、伊藤忠プラスチックス(CIPS)と共同で、東京都葛飾区のファミリーマートで実施したブロックチェーン技術を活用したペットボトルのトレーサビリティ実証実験「Blue Plastics」につづき、第2回目の実証実験を前回のメンバーにコカ・コーラボトラーズジャパンを加え、6月15日から8月末まで東京都内のファミリーマート3店舗で実施すると発表した。今回の実証実験ではアプリのアップデートを行い、消費者がリサイクルの効果をより実感しやすいようにしている。
ニュースウォッチ
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- ホテルのアメニティーに規格 プラ循環へJTB系など8社 2023.6.14